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Special lecture by Gideon Brückner (Chairman, the Science Council, OIE)

掲載日:2011.11.02

日時 2011年11月2日(水) 9:00~10:30
会場 フードサイエンス棟2階 中島董一郎記念ホール
講義題名と内容

"Animal health situation in Southern Africa including the issues of interface between livestock and wildlife"

家畜の飼養形態は国の経済水準や地理的用件によって大きく異なる。アフリカにおいては先進的な企業経営を別とすれば、広大な土地に点在する村々に人と放し飼いの家畜が共存する小規模な家族経営が多く見られ、また、日常的に野生動物との接触もあることから、動物衛生また公衆衛生において、日本では想定できない異なる問題がある。本講義では、南部アフリカの動物衛生事情について、特に人、家畜、野性動物の関わりに焦点を当て概説する。

主催 食の安全研究センター、東京大学獣医学専攻
協力 OIEアジア・太平洋地域事務所
問合せ先 獣医学専攻比較病態生理学教室 局 博一 内25389

Dr Gideon Brückner 略歴

プレトリア大学(南アフリカ)獣医学及び公共政策・国際経営学博士課程卒業

  • ~2006年:南アフリカ政府で34年間衛生当局に勤務。南ア政府動物衛生・獣医学部長、西ケープ州農業庁獣医局長を歴任
  • 2006~2009年:OIE事務局科学技術部長兼事務局次長(動物衛生・国際貿易担当)
  • 2009年~ :OIE科学委員会議長

OIEとは

OIE(正式名称は、World Organisation for Animal Health)とは、1924年に欧州で牛疫が流行したことを契機に設立された国際政府間組織。加盟国政府の拠出金により運営。世界の動物衛生(人獣共通伝染病を含む)および動物福祉を推進することを目的とし、疾病発生情報の収集、科学技術情報の提供、検疫措置や診断方法の国際基準の作成などを行っている。

世界貿易機関(WTO)は、検疫措置が非関税障壁となって動物およびその生産物の国際貿易を阻害することを防止する観点からOIEが作成する動物衛生に関する国際基準を貿易時の検疫措置として採用することを加盟国に求めている。

OIEには2011年時点で178ヵ国が加盟している。事務局本部はパリ。アジア太平洋地域事務所は本年4月に東京大学フードサイエンス棟5階に入居。

なお、2009年のOIE総会にて、東京大学食の安全研究センターはOIEの協力機関と認定されている(OIE Collaborating Centre for Food Safety)。

※ OIEについての情報は右記サイトを参照: http://www.oie.int/

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