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お知らせ

国際獣疫事務局(OIE)食品安全担当者会議へ出席しました。

掲載日: 2010年10月12日

日時 平成22年10月12日(火)~14日(木)
場所 シンガポール
訪問者 関崎 勉教授、杉浦 勝明特任教授

OIE加盟国は2008年以降、OIE常任代表の下、動物衛生情報、野生動物、動物用医薬品、食品衛生、動物福祉および水生動物の各分野について各国の担当(フォーカルポイント)を設置し、これらの各分野における対OIE窓口を行わせるとともに国内での調整業務を担わせている。今回、OIEは、アジア各加盟国の食品安全担当フォーカルポイントを参集し、フォーカルポイントの役割、生産段階における食品安全関係の国際基準等を周知するためのワークショップを開催した。OIEはもともと家畜の伝染病を防止することを目的として設立されたが、近年主な伝染病が鎮圧されるにつれ、家畜の生産性を低下させる生産病や生産段階における食品安全の比重が増大しており、これに伴い各国の獣医当局の役割も広域化するとともに、この分野での国際基準が多数制定されている。たとえば、飼料中のハザードの制御、家きん生産におけるサルモネラ感染の予防、抗菌性物質に対する耐性菌の出現防止とモニタリング、家畜のトレーサビリティなどの基準である。アジア各国においては国により違いはあるが、これらの基準が十分に実施されていない国が多いことが確認された。食品安全に関係するこれらの分野の活動の推進のため、当センターは食品安全分野におけるOIEコラボレイティングセンターとして、アジアのOIE加盟国に対し積極的に情報提供や技術支援をしていくことが確認された。

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